令和7年度 第一回 壱岐の島 港・空港俳句ポスト入選作品

◆はじめに

壱岐文化協会では、令和七年度の国民文化祭開催を機に港及び空港に俳句ポストを設置しました。

半年間で約250句が投句されその中から20句を島内の俳句の会で選考致しました。

島の生活に触れた句や島の歴史を詠んだ句が多数ありました。待合室での一句は旅の思い出になりましたでしょうか。

沢山の投句有り難うございました。

また島内全ての22小中学校に投句箱を設置して子供達にも俳句作りを学んでもらっています。

令和8年2月23日

壱岐文化協会 俳句、句碑・歌碑のしまつくり実行委員会 代表 加藤 武

◆ごあいさつ

俳句ポスト入選者の皆様、この度は誠におめでとうございます。

壱岐市は文化スポーツ振興に力を注ぎ、市民一人ひとりが心豊かに暮らせるまちづくりを進めております。

本市は、俳人松尾芭蕉の門弟の一人である河合曽良の終焉の地として知られています。

また、島内各地には、歴史と風土を映す数多くの句碑や歌碑が点在しており、俳句愛好家の皆様にとっても大変意義深い地でございます。

次回はぜひ吟行を兼ねて、句碑巡りにお越しになってはいかがでしょうか。

四季折々の自然とともに、壱岐の風土を肌で感じていただければ幸いです。

またお目にかかれます日を心よりお待ち申し上げております。

壱岐市長 篠原 一生

令和七年度 第一回 壱岐の島 港・空港俳句ポスト入選作品

【最優秀句】
蕉翁と別るる曾良の笠の露           岐阜県  宮代 一草 九三   

【特選句】  
曽良も見た壱岐の海の夏霞           太宰府市 松尾 和幸 七九  

鬼足の残響ひびく冬の風            福岡市  江嶋 郁人 二三  

冬葬儀フェリーで渡る義父の海         福岡市  田邉 亮  六七  

山笠の太鼓響いてヨーカイタ          対馬市  平山 尚子 五三  

友人と牧崎駆ける凧揚げて           北九州市 権藤 仁美 二二  

浜遊び真夏の壱岐に声はずむ          糸島市  山下 瑞稀 一〇  

炎天下ラケットにぎり壱岐遠征         大村市  松野 斗真 一六  

汐香る秋澄む海に大漁旗            八女市 樋口 豊子  七二 

柿残る壱岐は蒙古の攻めし島           横浜市 小峰 昇   七八 

海水浴大きな魚よこぎった           福岡市 松嶋 夏央  十一   

秋扇机上に積んだ上下巻            壱岐市 梅野 祐子  七四 

海女の声磯辺に響くや潮の香と         壱岐市 赤木 浩江  五六 

田園の夜の水路にホタル咲く          壱岐市 加㔟田拓也  三九

朝市でアジがきらめく人の声          熊本市 堀江 益市  八一

秋雨や漁港を望む曽良の墓碑          福岡市 渡邉 育子  

はくちゅうむ目覚まし音はセミの声       壱岐市 寺田 南島  一四 

溶けていった真(ま)朱(そう)の空に赤蜻蛉     壱岐市 横山 さくら 一六 

ふるさとのひぐらしの声母見舞う        糸島市 原田 理恵  六四   

梅雨明けて神の導きいざ壱岐へ         大分市 甲斐 洋子  六二